10月19日 講話講話 読書のすすめ
2022年11月24日 17時51分皆さん、この人を知っていますか?高瀬隼子(じゅんこ)さんといいます。どんな人かというと、お隣の新居浜市出身の小説家です。高瀬さんは、今年の夏に、芥川賞を受賞しました。本の世界には、いろいろな賞がありますが、その最高峰が、芥川賞と直木賞の二つです。芥川賞は小説家の芥川龍之介にちなんだ純文学賞で、直木賞は、直木三十五にちなんだ大衆小説に与えられる賞で、小説家にとっては、あこがれの賞です。その芥川賞を、土居のすぐ隣の新居浜市出身の人が受賞しました。昨年は、新宮の真鍋さんがノーベル賞を受賞したばかりですが、皆さんの身近な先輩の活躍は、すごいですね。ちなみに、高瀬さんは○○先生の高校の同級生だそうです。高瀬さんの子どもの頃は、本の虫で、近所にある本屋に、本を買っても買わなくても、しょっちゅう通っていました。お金がないときには、本屋の棚を眺めて、どこにどんな本があるか覚えていたそうです。本が好きになったきっかけは、はじめは、楽しい物語やハリーポッターみたいな冒険物のような本から読み始め、それがだんだん楽しくなって、いろんなジャンルの小説を読むようになりました。そして、自分で書くようになったそうです。高瀬さんは「小説は、どんな時も私を楽しませてくれる。読むことで、救われたりなぐさめられたりもする。私にとってかっこいい存在。小説家にひたすらあこがれ、その夢は小説家になった今も覚めることがない。」と言っていました。本当に本が好きなんですね。
ちなみに、校長先生も時々本を読みます。教育に関する本だけでなく、小説をよく読みます。難しい本ではなくて、SF小説(タイムマシーン、宇宙、ロボット、四次元の世界など、未来的な不思議な)や冒険小説、恋愛小説なんも好きでよく読みます。高瀬さんみたいに小説家になれるかな?
今日は、皆さんに読書の良さを伝えようと思うのですが、本を読むとたくさんいいことがあります。
① 記憶力が良くなります。 (37549276を見せる。)覚えた人?難しいね。勉強でもたくさんの事を覚えなければいけません。でも、なかなか覚えられなくて困っていませんか。本を読むと脳が活性化してよく働くようになります。また、集中力も上がります。
② 言葉が増えて喧嘩が減ります。皆さん、友達と喧嘩したとき、カットなって、友達にいやな言葉を言ったり、最悪、たたいたり蹴ったりしたことはありませんか。きちんと自分の言葉で、何がイヤなのか、どうして怒っているのかをきちんと伝えられたら、話合いで解決できます。また、言葉が増えたら、発表もたくさんできますね。
③ 相手の気持ちが分かるようになります。物語は、楽しいだけでなく、悲しい、つらい、腹が立つ、悩むなど、いろいろな感情の登場人物が出てきます。本を読むと、その感情を想像し自分に重ねて読むので、相手の気持ちが分かるようになります。
④ 体験できないことが体験できます。校長先生が好きな宇宙や未来のこと、冒険や謎の多い事件、恋愛など、現実の世界ではめったに体験できません。でも、本の中では体験できます。経験が増えます。
⑤ ストレス解消になります。ウキウキしたりドキドキしたり、また心を落ちつかせたりすることができます。
他にも良いことがたくさんありますが、今、言ったように、本を読むと本当にたくさんの良いことに繋がります。
みなさん、図書室に行っていますか。学級別の本をたくさん読んだ人ナンバー1を紹介します。
1松 ○○さん、1竹 ○○さん 2松 ○○さん 3松 ○○さん
3竹 ○○さん、4松 ○○さん 5松 ○○さん 6松 ○○さん です。
素晴らしいね。拍手! ちなみに 全校ナンバー1は、〇〇さんで168冊です。すごいね!
図書室には、たくさん本がありますが、今回、また、たくさんの本を買ってくれました。ちょっと紹介します。
「ウラパン オコサ」?ウラパンは1でオコサは2だそうですよ。
「りんごかもしれない」かもしれないってどういうこと?じゃあ、なに?
「100円たんけん」どんな探検かな?
「ふたりはともだち」「ふたりはいっしょ」アーノルド=ローベル。ガマ君の作者だね。
「はたらくじどう車」調べ学習に役立つ本もあります。
「ことわざ絵本」犬も歩けば棒にあたる。日本にはいろんなことわざがあるから、楽しいよ。
他にも約100冊の新しい本が入りました。
読書の秋!気候も涼しく、また、日が沈むのも早くたっぷりの夜。本を読むには絶好の季節です。校長先生は今、東野圭吾(沈黙のパレードの作者)の本を読んでいます。「魔力の胎動」という作品を読み終わったら、それで完結せずに続きがあって気になって、続きをネットで買ってしまいました。楽しみです。