校長室より

12月23日 2学期終業式 式辞

2022年12月23日 09時31分

 今日で2学期が終わります。9月に2学期が始まった時は、まだ、夏の暑さも残っていて汗をかきながら陸上の練習をしましたね。それが、今では、季節も移り変わり、銀杏や桜の葉もすっかりと落ちて冬となりました。この77日という長い2学期に、皆さんは、友達と一緒に、いろんなことに挑戦し、心も体も成長したと思います。

 さて、皆さん、2学期の初めに校長先生が皆さんにお願いしたことを覚えていますか。それは、「心のスイッチを切り替えること」です。人に「させられる」にではなく、自分で「さあ、やるぞ」というスイッチに切り替えることです。そして、「すごい人と比べるのではなく、去年の自分、昨日の自分、朝の自分と比べて、少しでもできるようになったら素晴らしい。その積み重ねが大きな成長につながる。」と言いました。どうでしたか。校長先生と一緒に、少し振り返ってみましょう。

 まず、校内音楽会は、どうでしたか?練習の初めは難しかったと思います。自分のパートができるようになっても、みんなで合わそうとすると、速くなったり遅くなったり、また、どこを演奏しているのか分からなくなったりした人もいたと思います。それでも、練習を重ねて、曲を完成させました。校長先生は、一人一人の頑張りも素晴らしいと思いますが、それぞれの学年で、一つのものを完成させるために、指揮者に合わせ、友達の音を聞き、自分ができていないところは自主練をして、心を合わせて頑張ったことが、聴いてくれている人に感動を与え、また、かけがえのない思い出なったと思います。

 次に、12月6日のマラソン大会はどうでしたか。皆さんは、マラソンタイムの時間や自分で時間を見付けて、一生懸命に練習していました。当日も、前を走っている人を追いかけ、一秒でもタイムを速くしたり、順位を上げたりするために、みんな前を向いて頑張っていました。走り終わった皆さんの顔は、「やったー」という顔、悔しそうな顔、しんどくたまらない顔と人それぞれでしたが、全員が素晴らしかったと思います。「やったー」という顔はもちろんですが、悔しい顔もしんどい顔も、自分に負けないように一生懸命に頑張らないと現れません。がんばった証です。結果も大切ですが、目標に向かってみんなで競い合って頑張ったことが皆さんを成長させたと思います。

 また、生活科や大椋学習では、たくさんの地域の人が皆さんのために協力してくれました。「町探検」「昔さがし」「里芋掘り」「さつま芋掘り」「しめ縄作り」「むかし遊び」と、それそれの学年でテーマを決めて自分でいろんなことについて調べたりまとめたり、大椋集会で発表したりしました。地域の人も、皆さんの笑顔が見えてとっても嬉しかったと思います。また、皆さんも地域の人に教えてもらったり褒められたりしながら、一緒に活動できて楽しかったと思います。誰かが見ていてくれるって本当にうれしいものです。感謝しなきゃいけないです。この感謝の気持ちがお互いの心を温かくして、地域の人の喜びと皆さんの成長につながったと思います。

 まだまだ他にも、毎日の勉強などいろいろありますが、この後、通知表をもらって、まずは自分が頑張ったところを確認してください。通知表をもらうときに、担任の先生にたくさん褒めてもらってください。先生方、よろしくお願いします。

 さて、明日からは、いよいよ冬休みです。お正月です。大掃除や年賀状、餅つき、大晦日、新年の挨拶(お年玉もついているかな)などいろいろとあります。楽しみですね。おうちの手伝いをしっかりとしてお正月を楽しんでください。そして、新年のめあても立てておいてください。目標の立て方は知ってますね。すごい人と比べるのではなく、今の自分より少しレベルの高い自分の手の届きそうな目標を立てるんですよ。それでは、事故なく家族やお友達と楽しく冬休みを過ごしてください。感染症も心配されます。手洗い、うがい、マスクの着用、3密を避ける。友達と外で元気に遊ぶのはいいけど、家にあがるのは少しの間、遠慮した方がいいね。それでは、1月10日に、元気な皆さんに会えるのを楽しみにしています。