校長室より

令和5年1月10日 三学期始業式 式辞

2023年1月13日 12時02分

みなさん、あけましておめでとうございます。

 充実した冬休みになりましたか。本当なら、始業式を体育館で皆さんの顔を見ながらしたかったのですが、皆さんも知っているとおり、感染症の心配がありますので、今日は、大事をとってMeetで行います。皆さんも、これまで以上に、マスク、手の消毒、黙って給食など、感染症対策に気を付けてください。

 さて、2023年(令和5年)が始まりました。干支でいうと、今年は卯年です。うさぎです。6年生と5年生の中に「うさぎ年生まれ」の人がいると思います。手を挙げてください。この人たちのことを「年男」「年女」といいます。年男、年女は縁起が良いと言われ、いろんなことの先頭に立つリーダー的役割を果たしたり、良いことがたくさんあったりすると言われています。今年はうさぎ年の順番です。特に頑張ってください。といっても、12年に1回、全ての人に平等に回ってくることであり科学的な根拠もないので、校長先生は、うさぎ年の人だけでなく、周りの人に優しくできる人や目標を持って頑張っている人全てに良いことが平等にあると思います。うさぎはどんなイメージがありますか?ぴょんぴょん跳ねます。ジャンプです。飛躍の年です。いろんなことに挑戦して大きく成長してください。

 さあ、今日から3学期です。新しい年の始まりですが、学校では、1年のまとめをして次の学年に繋いでいく3学期です。0学期ともいわれます。来年1学期を迎える前の準備の学期だからです。そこで皆さんに、この3学期、0学期にできるようになって次の学年につないでほしいことを3つお話します。

 まず、一つ目は、「相手に伝わるように、はっきりと聞こえる工夫をする。」です。今は、マスクが当たり前になっています。でも、それで友達とコミュニケーションがうまく取れなかったりしたら何にもなりません。マスクをしていると、話している口の形も見えません。表情も半分ぐらいしか見えません。だからこそ、はっきりとした発音で、ゆっくりと、相手を見て話す必要があります。朝のあいさつでは、校長先生の目を見て挨拶してくれる人が増えました。とっても嬉しいです。でも、下を向いてする人もいます。マスクがなければ、口が少し動けば挨拶をしているのかなと校長先生も思いますが、マスクをしていて声が小さくて聞こえなかったら、挨拶をしていないのかなと思います。地域の人にも同じです。相手の目を見てはっきりとした挨拶をしてほしいと思います。マスクをしていても、相手に伝える工夫と努力をしましょう。まずは、朝の挨拶。次は、授業のはじめと終わりの挨拶。次は、音読。そして、発表・・・と、頑張ってください。

 2つ目は、漢字と計算を頑張ることです。当たり前のことですが、これができないと一つ上の学年の勉強で困ります。1年生の終わりで、足し算、引き算ができなかったら、2年生で習う九九ができません。九九を覚えていなければ、3年生以上で習う掛け算や割り算のひっ算ができません。ひっ算ができなければ、文章題や面積や体積の計算ができません。また、国語では、その学年で習う漢字を覚えていなければ、文章もいい加減にしか読むことができないし、人を納得させたり感動させたりする文章も書けません。人には、得意、苦手もありますが、それでも、その学年で身に付けなければならないことは、しっかりと身に付けてほしいと思います。

 3つ目は、縄跳びを頑張るです。うさぎのようにぴょんぴょん跳ねてください。これも、得意な人、苦手な人、いろいろだと思いますが、去年の自分より多くの飛び方でたくさん跳べるように目標を決めてほしいと思います。例えば、持久飛び(時間跳び)は、低学年で1分以上、高学年で3分以上は跳べるように努力してください。3分以上ですから、得意な人は10分20分とめざしてほしいと思います。目当て、目標は、自分で決めて達成するものです。縄跳びで達成できる人は、他のことでも頑張って伸びていきます。頑張る練習です。小学校のうちにしっかりと身に付けてほしいと思います。

 3つ言いました。相手に聞こえるように伝わるように話す。計算、漢字を頑張る。縄跳びを頑張る。うさぎ年ですよ。次の学年に向けてしっかりとジャンプしてください。